Last update 2010.11.23
テレビも買ったし一年近くぶりに更新しよう。3Dページも用意してみたり、いろいろ。 デジタル放送時代にこの内容では足りなさすぎませんか?
PS2 Linux KitのCRT対応リストを作っていて、いろいろ端子が出てきたのでまとめ・・・。 PS3買ったのでHDMI関係ちょっと更新。PS3でSync on Greenも試してみました。くっきり。→[Sync on GreenでPLAYSTATION3](PS3Linux活動サイト)
おしながき
注意その2
D端子、Y/Pb/Pr端子などで接続している場合はテレビの買い換えが必要になるかもしれず。その前にBlu-ray Disc機器買うか、さぁどっち…。
BD-R/RE/AVCRECなどに録画した著作権保護付き放送番組などについては、不明。著作権保護のない映像はたぶんアナログ出力可能。PS3などシステムアップデートできる機器はどうなる?
端子 | 映像信号 | 記録方式 | 表示 | C信号 信号識別レベル |
S/S1/S2 | ノーマル | 4:3 | 4:3 | 0V |
S1/S2 | スクィーズ | 16:9 | 16:9 | 5.0V |
S2 | レターボックス | 4:3帯付き | 16:9 | 2.2V |
スクイーズは16:9で記録されているので未対応の4:3テレビに写すと縦長になる。レターボックスはもともと16:9などの映像を4:3の帯付きで記録しています。未対応のワイドテレビに写すといわゆる額縁になる。
DVDのレターボックスは、16:9よりさらに横長な映画などを16:9の上下に帯付きで記録したものもあったりします。16:9 LBとか書かれていますがこれはS2のレターボックスではなくS1のスクイーズ形式ですね。(レオン完全版とか)
端子 | 対応解像度 | 別名 | デジタル時の解像度(参考) | アスペクト比 | どの程度? |
D1 (S/S1/S2) |
480i | 525i |
512×480 640×480 720×480など |
4:3,16:9 | 従来画質 S端子相当 |
D2 | 480i,480p | 525p | 720×480 | 16:9,4:3 | デジタルプログレッシブ放送 |
D3 | 480i,480p,1080i | 1125i | 1440×1080 1920×1080 |
16:9 | デジタルハイビジョン、HDV、BDなど |
D4 | 480i,480p,1080i,720p | 750p | 1280x720 | 16:9 | BD、HDVカメラ、ゲーム機など |
D5 | 480i,480p,1080i,720p,1080p | 1125p | 1440×1080 1920×1080 |
16:9 | BD(24p)、アップコンバート、ゲーム等 |
i = インターレース (30fps) p = プログレッシブ (60fps)
音は含まれないらしい。
DVD VideoはD2ぐらいあればOKかも?
D5(1080p)は、HDMI端子だけで対応なのかも?
ピン | ピン | ||
1 | Y | 8 | ライン1 |
2 | Y_GND | 9 | ライン2 |
3 | Pb | 10 | 予備ライン2 |
4 | Pb_GND | 11 | ライン3 |
5 | Pr | 12 | プラグ挿入検出 GND |
6 | Pr_GND | 13 | 予備ライン3 |
7 | 予備ライン1 | 14 | プラグ挿入検出 |
識別電圧V | ライン1
走査線数(有効走査線) |
ライン2
走査方式 |
ライン3 |
---|---|---|---|
5 | 1125(1080) | 60p(プログレッシブ) | 16:9 |
2.2 | 750(720) | - | 4:3レターボックス |
0 | 525(480) | 60i(インターレース) | 4:3 |
デジタル端子は、TMDSを採用したDVI、HDMI端子と、DV端子の2系統。
DisplayPort
HDMIのライセンス料が不要のPC向け端子です。DVIとHDMIの中間を狙ったような規格でしょうか。
WirelessHD
2009年~2010年ごろには対応製品がリリースされそうなWirelessHD、端子ではなく無線規格ですが、転送速度的にはHDMIのフルHDに対応していながらもDeepColorなどには未対応という状況なのですか。こちらはデジタルテレビ用の規格です。
DVI端子は、上記のようにDVI-A、DVI-D、DVI-Iの3種類がある。対応は下の表のようになるが、デジタルで接続するのかアナログで接続するのかによってそれぞれ別々のケーブルが必要になってくる。
アナログはVGA(VESA互換)
ケーブル1本にT.M.D.S. リンクを2本とアナログリンク1本を持てる。最小構成はT.M.D.S.リンク1本のシングル。それぞれコネクタの形状が異なるので厄介である。
デジタル信号(RGB) | ||||
---|---|---|---|---|
なし | シングル | デュアル | ||
アナログ信号 | なし | DVI-D Single Link (19pin) または HDMI | DVI-D Dual Link (25pin) | |
あり | DVI-A (17pin) | DVI-I Single Link (23pin) | DVI-I Dual Link (29pin) |
HDMI (HDCP)というコンテンツ保護の規格がでてきたりなので、HDMIとの相互接続などしようとするとますます混乱する?
DVIは、基本的にRGBの光の三原色に対応しています。HDMIは基本はテレビにあわせてYCbCrの色空間に対応しているようです。HDMIの 新しいもの(1.2以降)はRGBにも対応しているのでDVI-D端子(HDCP対応)と接続できるものもあります。逆にDVI端子のほうでYCrCbの 色に対応している場合もたまにあります。DIGA(DMR-BW930で確認)やPLAYSTATION3などはRGB出力も可能です。
一般的に、DVI 端子同士を接続する場合、DVI-Dシングル同士のケーブルで、まず間違いないです。DVI-I出力でもこのケーブルでOK。最近はデュアル対応ビデオ カードも多いけれどデュアルDVIが必要な高解像度や高速なディスプレイ(2048x1536以上だったり100Hzだったり)はまだまだ少ない。
というわけでHDMI(Ver 1.2以降?)は、条件があえばHDCP対応DVI端子付きディスプレイに接続できたりできなかったりします。(と茶を濁す)
PC | CRT | VGA入力 (アナログ) |
DVI-I入力 (デジタル/アナログ) |
DVI-D入力 (デジタル) | DVI-A入力 (アナログ) |
HDMI (デジタル) |
||||
シングル | デュアル | シングル | デュアル | ||||||
VGA(15pin)出力 (アナログ) |
○ | ○(VGA-A) | × | ○(VGA-A) | × | 一般的 | |||
DVI-I出力 (デジタル /アナログ) |
シングル | ○(A-VGA) | ○(DVI-D) / △(DVI-A) |
○(DVI-D) | ○(DVI-A) | △ | よくある | ||
デュアル | ○(DVI-D) 低解像度のみ △(DVI-A) |
○(DVI-Dデュアル) △(DVI-D) △(DVI-A) |
○(DVI-D) 低解像度のみ |
○(DVI-Dデュアル) △(DVI-D) |
△(シングル) | ある | |||
DVI-D出力 (デジタル) |
シングル | × | ○(DVI-D) | × | △ | 見かけない | |||
デュアル | ○(DVI-D) 低解像度のみ |
△DVI-D |
○(DVI-D) |
△DVI-D |
△(シングル) | ほとんどない | |||
DVI-A出力 (アナログ) |
○(A-VGA) | ○(DVI-A) | × | ○(DVI-A) | × | 全くない | |||
HDMI (デジタル) | × | △(HDCP対応のみ) | △(HDCP対応のみ) | △(HDCP対応のみ) | △(HDCP対応のみ) | × | ○ | PS3/BDなど | |
一般的 | よくある | ほとんどない? | よくある | ほとんどない? | 全くない | デジタルテレビ |
VI-D/DVI-I端子の内、D1~D5の解像度をサポートしたものと接続可能。色はHDMI側でRGBに対応していること。その他のDVI端子とは接続できない場合や保護されたコンテンツを表示できない場合などがある。制限や相性の可能性もある。それ以外は不可。
一般的なのはPCのDVI-I端子(シングルまたはデュアルリンク)とディスプレイのDVI-D端子(シングルリンク)またはDVI-I端子(シングルリンク)をDVI-D(シングルリンク)ケーブルで繋ぎます。
2009年末あたりではDVIのデュアルリンク対応ビデオカードもあります。が、はっきり書いているわけでもないのでどれが対応しているかはわかりにくいです。端子はたぶん全部デュアルリンク相当になっていますが中身はシングルリンクだったりしますよ。WUXGA(1920x1200)や1080p(1920x1080)程度のディスプレイではDual Linkは必要ありません。対 応しているかどうかもあやしいです。一部の用語解説サイトでは間違っているようですし、少なくともMITSUBISHI RDT261WHの取扱説明書にDual Linkの説明は一切ないです。2048x1536や2560x1600ぐらいならDual Linkが必要かもしれません。リフレッシュレートを落とせばシングルリンクでも対応可能かもしれません。
HDMI 1.3ではDVIのデュアルリンク相当の高解像度化を転送速度を上げることで実現しています。
種類 | |
---|---|
D-Dシングルケーブル | デジタル接続用(シングル) |
D-Dデュアルケーブル | デジタル接続用(デュアル) 2倍の情報転送能力を持つ高解像度用(普通は買わなくていい) |
A-Aケーブル | VGAケーブルと変わりないアナログ接続用 ほとんど売られていないはず |
I-Iケーブル | 売られているらしいけどD-Dケーブルにする方がいいのかも アナログとデジタル両方を繋ぐケーブル。 |
D-Iケーブル | そんなものない。 |
A-Iケーブル | そんなものない。 |
DVI-VGAケーブル | DVI-A またはDVI-Iと一般的なVGA端子を繋ぐケーブル |
D-HDMI変換 | 双方でD1~D5の内必要な解像度に対応していること。 |
DDはDVI-Dのデュアルという意味で使ってみます。D2端子のことではありません。
ケーブルの種類 | |||||
---|---|---|---|---|---|
コネクタの種類(PC/CRT共) | DVI-Dシングル | DVI-Dデュアル | DVI-Iシングル | DVI-Iデュアル | DVI-A変換 |
DVI-Dシングルリンク端子 | ◎ | × | × | × | × |
DVI-Dデュアルリンク端子 (中身はシングルのことも多い) |
○ | ◎ | × | × | × |
DVI-Iシングルリンク端子 (中身はDVI-Dのことも多い) |
◎ | × | ○ | × | ○ |
DVI-Iデュアルリンク端子 (中身はDVI-Dやシングルのことも多い) |
○ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
DVI-A端子(ないけど) | × | × | × | × | ◎ |
HDMI | × | × | × | × | × |
D-Sub 15ピン | × | × | × | × | ○(DSub側) |
繋がるケーブルの端子はこんな感じ。やっぱりDVI-Iケーブルはおすすめではない。
コネクタにより機能を区別しているので、とりあえずビデオカードとモニタの両方が対応する機能に対応するケーブルしか接続できず、正しい接続のみ可能になっている。
PCもモニタも両方DVI-I端子を持っていても、I-Iケーブルは買ってはいけない。買い換えたときにDVI-D端子しかなかったら買い換えないといけないからD-Dケーブルにしよう。
DVI-I-VGA変換ケーブル(そんなのは偽物)よりDVI-A-VGA変換ケーブルをおすすめする。
DVI-A端子はVGA端子と同じなのでこれのついたCRTなんかは選ばないのが無難。
DVI-Dデュアル端子についても書いてあるが、ふつうはシングルだけ考えればいい。
2系統を別々の端子にして切り換えて入力できる方が効率がよいためか、変換ケーブルのわかりにくさを解決するためか、DVI-I端子を備えるCRTは減り、DVI-D端子とVGA端子を別々に備える液晶が増えつつあるようである。(今はそうでもない?)
ケーブルについても、DVIといえばDVI-D端子対応のケーブルのみが販売されるようになったようで、混乱することはなくなっているはずだ。(嘘っ)
メーカーによっては、同じDVI端子を持っていても互換性のない(保証されない)ものもある。
[HDMI]へ移動中
液晶にはいくつかの種類があります。そして、一部はフルカラーではないらしいです。
疑似フルカラー(FRC、6bit + HiFRC)とかいうのが安物TNパネルでよく使われているらしいのだとか。1~2万円の液晶ってそれか。
3D規格がいくつか登場してきています。ここではアナログ系とDVI系の3D事情について。詳しくは3Dあたりで。
3D規格的なものは、標準が決まったものはHDMI 1.4とBlu-ray 3Dのものぐらいでしょうか。表示や転送方式でいくつかの方式に対応できるようにすべての形式を標準として取り込むような形となっています。基本的にアナ グリフと呼ばれる色付きメガネの時代からは抜け出して、映像は色付きです。
ディスプレイの形式
PCで用意できる3D環境は2010年11月頃から、ようやく2つになりました。どちらもGeForceの環境ですが、3D Visionと3DTV Play(HDMI)です。
そして重要なのはHDMIと3D Visionの3Dはディスプレイやメガネの互換性がないということ。両方使えてもDVIしか3Dに対応していないディスプレイが多いということです。 HDMIで3Dに対応するためにはディスプレイ側で3Dメガネを用意する必要があります。GeForce側でHDMI出力が可能であれば、2010年11 月末か12月頃より3DTV PlayというHDMI用の3Dドライバが発売される予定です。
Blu-ray 3Dを再生するためにはBlu-ray 3D対応の再生ソフト(PowerDVD 10 Ultraなど)、ビデオカード(3D用のH.264デコードが可能なもの)が必要です。3D出力はできてもBlu-ray 3Dが再生できないGeForceもたくさんあります。
DVI系端子を使った3D表示にはNVIDIAの3D Visionのみが対応している形です。120Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイが必要です。いろいろ発売されていましたが、国内からもよ うやく登場してきたようです。DVIのシングルリンクではフルHDの120Hz表示に間に合わないため、デュアルリンクケーブルで倍の転送速度を実現して います。HDMIではDVIの倍の速度があるので3Dにも充分対応できています。
メガネは3D Visionのものを利用します。
注意が必要なのは三菱電機などが販売する倍速表示系の120Hz液晶ディスプレイは3D Visitonに対応していないということです。これはHDMIなどの入力は60Hzで内部で120Hzに変換しているだけです。
2010年11月頃からデバイスドライバ的な形で提供(単体販売と3D Visionのおまけ)されます。
現在は3D Visionユーザのみ無償で入手できる状態のようですが、Twitterで聞いてみたところ、単体販売もまもなくという回答をもらったのですぐに3D Visionなしでも利用できるようになりそうです。GeForceと3D対応テレビをHDMIケーブルで繋ぐだけ。専用のハードウェアは必要ありませ ん。
3D VisionユーザはGeForce のドライバ260を入れ、3D Vision のIRエミッタ(トランスミッター)をUSB接続すると利用可能になるようです。
これは、Blu-ray 3D、PLAYSTATION 3 などと同じ3D対応テレビにPCの3D対応ソフトが3Dで表示できるようになります。メガネも3D Visionではなくテレビの3Dメガネを使用します。
参考